上手くならない練習法。

8月。
学生さんたちは夏休み真っ只中ですね。
大学生の、特に男の子が多いうちのスクールですが、そろそろ試験も終わりに近づいてきて、浮かれた様子が、失礼w、夏休みを楽しみにしている様子が顔からにじみ出ています。w
夏が好きという方も多いとは思いますが、学生の頃の夏は格別楽しかった気がします。^^

さて、今日はちょっと強烈なタイトルでブログを書いてみようと思うのですが、そのきっかけはとある学生さん。
昨日で数回目のレッスンだったわけですが、初めてお会いしたのが6月の終わり。
7月からレッスンが始まって先日3回めのレッスンをご受講頂きました。
無料体験レッスン時には必ずその方の歌い方を分析した結果をお伝えします。
「ネットで動画などを観て随分独学で練習してきたが、上手くいかなかった。」と体験レッスン時にお聞きしました。
最近はネットを頼りに独学に励んでこられた方が多くいらっしゃいます。
残念なのは得る情報が非常に偏っていること。
ネットで見聞きした内容通り、声帯やお腹を意識しているようなのですが、残念なことに必要なところの力が抜けてしまい、不必要な部分に大きな力みがある状況でした。
そこでそれらをつなぎ合わせるレッスンを開始致しました。

メンタリズムとフィジカル。
つまり脳と筋肉は切っても切り離せない関係にあります。
そして声はそれらの関係に大きく左右されます。
学生さんには初め、音の感じ方をレクチャーしました。
そして自宅でも出来るある宿題を出しました。
次のレッスンでは彼が意識していなかった筋肉の使い方と力の抜き方、そして腹式について正しくレクチャーしました。
ここで大切なのは、筋肉がうまく使えている時と使えていない時の差を彼がどう感じるか。
上手く使えている時、彼が感じるメリットは何なのか。
そしてそのメリットと、彼が描いている憧れや理想とはどういう関係にあるのかを彼自身がちゃんと想像し、今後歌っていくための練習方法としてその方法に確信が持てること。
それぞれのレッスンを彼が理解し、ノートにまとめるまでを見届け、それらが次回のレッスン時に再現できることのみを宿題としました。
そして3回めのレッスン時、随分変わったその声に合格を出しました。
興奮冷めやらぬ表現でその嬉しさを語ってくれたのが嬉しかったです。

物事が順調に進む順序というのがあるのかもしれません。

学生さんたちはそう長くはうちに留まれません。
あっという間に就職が決まり、卒業がやってきて、お別れです。

学生の頃の夏は特別です。
それに短い。
でも生涯忘れられないほど特別だったりもする。
特にそれぞれの大学の音楽合宿を楽しみにしている彼らにはこの時期の上達が彼らの思い出の何かに影響するかもしれません。
だからこそその時間を上達しない練習法のために無駄にさせたくない。

毎日学生さんたちと関わるこの季節、キラキラした若さに羨ましさを感じつつ、ついそんなことを思うのでした。^^;

昨日覚えたことを今日まで覚えていること。
今日覚えたことを明日まで覚えていること。
それには整理された練習方法が大切だと感じます。

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