昨日の夜は寒かったですね〜。
スタジオを出る頃には結構な雪が降っていました。皆さんいかがお過ごしですか?
さて、数年前の話なのですが、一度ポリープ摘出手術を受けた事があります。
声が日に日に出なくなり、いつもお世話になっている病院で受診したところ、先生の顔色が変わり、すぐに大きな病院を紹介されました。
ボイストレーナーをしながら、いくら毎日声を使っているからとはいえ、なんと恥ずかしい事態だ。と感じながらその紹介された大きな病院で受診したのですが、なんと発声から来るポリープではなく、咽頭癌の可能性があると。
お世話になっている先生の顔色が変わった訳だ。。。
一瞬時間が止まったのを覚えています。^^;
手術日が決まり、病院内のスタジオ?でカメラを突っ込んだまま歌を歌ったり、一音一音の周波数を計測して頂いたり、僕が歌の仕事に復帰しやすいよう、あらゆる事を尽くして下さいました。
なんとこの大きな病院にはプロフェッショナルユーザー専門ドクターと呼ばれる先生方がいらっしゃいまして、僕達声を使う者達の立場から真剣に復帰をサポートして下さるんです。
まるで医龍のようなチームです。^^;
結果から申しますと、先生方の腕により僕の声は無事、元あった音色に復活を遂げるのですが、このポリープ、実は発声からのポーリプでも、咽頭癌でもなく、声が出なくなり始めた頃煩っていた気管支炎の咳によるものだったのです。
大げさに考えていなかった咳から、なんとも大げさな事態になったものです。
一ヶ月まるまる声を出さず、ジェスチャーや筆談で人とのコミニケーションを乗り越え、無事もとあった自分の声を取り戻す事が出来ました。
先生方のお陰で本当に懐かしい、自分の「声」を取り戻した訳です。
ボイストレーニングの現場にて、毎日来られるレッスン生の健康状態というのは気になるところです。
花粉症等のアレルギーから来ている喉の問題なのか、歌い過ぎ、もしくは発声の間違いによる喉の問題なのか、寝不足やお酒等によるものなのか、もしくは僕と同じように咳等によるものなのか。
何か喉に異常が感じられた場合、迷わず病院で受診して頂く事をお願いします。
ボイストレーナーはレッスンにおいて全力を尽くしますが、病院の先生ではございませんので、健康ありきのボイストレーニングを心がけて頂きたく思います。
それではみなさん、雪はじまりの連休ですね。
こんな日はご自宅にこもり、暖かくゆっくり過ごされるのも良いかもしれません。
素敵な音楽を聴きながら、ゆっくりお茶でもお楽しみ下さい。