僕の仕事は声をきくこと。(長文)

皆さんいかがお過ごしですか?

雨の日に花粉症の症状が酷くなるのは僕だけでしょうか?^^;

3月はやはり別れと出会いが続きますね〜。

そんな中、昨日はかつてのレッスン生からたくさん連絡を頂きました。

近況報告や、他愛もない内容でしたが、こういうのは本当に嬉しいものです。

 

■ボイストレーニングというこの仕事の現場。

 

プロの方々のみをお預かりするのではなく、初心者の方々や趣味の方々も多くお越し頂く今の環境の中で、自分の社会的役割はどの辺りに有るのだろうと考える事も随分有りましたが、自分の発した言葉が誰かの記憶に残るだとか、レッスン時のボイスレコーダーの録音が今も宝物です。などと言われると、目に涙しながら、この仕事をしていて本当に良かったと思うわけです。

自分から発せられる「音」というものにご興味をお持ちになり、お越しになられる皆さんとの日々の会話は、楽しい事よりも悩み迷う内容をきく事の方が多いのかもしれません。

ですが、その会話から頂けるパワーや気付きは、自分の人生がどこかあてもない方向に向かっているのではなく、どこかとても正しい方向に向かっているのではないか。という喜びを与えてくれるのです。

ボイストレーニングの現場での仕事は、新しいテクノロジーを開発するような進化に跳んだものではございません。極シンプルな「基本」と呼ばれるものを磨き上げる事を伝え続ける、いわば壊れたレコードのような繰り返しの仕事なのかもしれません。

しかし、この「壊れたレコードのような繰り返しの仕事」の中で、なぜそれが壊れたのか。どうしてそんな壊れ方になったのかを紐解いて行くと、その方がとても美しい人生を懸命に歩んで来られたのだな。という事を多く感じるのです。

そしてそれをどうしてもお伝えしたい。そんな気持ちがこみ上げてくるのです。

ビジネスマンが出張の度に自分のマイレージが溜まるのと同じように、この仕事におけるラッキーな出来事と言えば、真先にこの気持ちが生まれる事。と答えるのかもしれません。

きれいなまま終わる事柄だけではございませんが、たくさんの方々とのご縁があって、成長させて頂ける機会に恵まれている事に日々感謝しながら、僕は僕なりに、うちのスクールをあとにする皆さんにとって、「いつもここに居る」という役割を果たしていきたいと思う今日この頃の気持ちは伝わりましたでしょうか?^^;

長過ぎましたね。^^;

今日はとても壮大な事を書きすぎて気恥ずかしい気持ちが残りますが^^;、こんなシーズンですし、ちょっとセンチな気持ちも手伝って消さずに残しておこうと思います。^^;

それでは皆さん、今週も半ばが過ぎましたね。

大阪は雨のようですが、どうぞ素敵な一日を。

 

 

 

 

 

 


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