雪の被害がまだ続いているようですね。
来週は少し暖かくなるようですが、雪の被害が大きかった地域に早く通常通りの生活が戻りますように。
さて、本日は「言葉の鮮明さ」をテーマに考えてみたいと思います。
歌を歌う時、そのほとんどを歌詞とともに歌う事が多いと思うのですが、その歌詞の滑舌と申しますか、鮮明さをうまく表現出来ない方々がいらっしゃいます。
曲を作る時、歌を作る時、数えきれない音の組み合わせや言葉を一枚の紙の上に連れて来ては、ああでもない。こうでもない。と作者の多くは悩み試行錯誤を続けます。
その作業が繰り返されるほとんどの理由は、「不適切」という事よりも、より美しい表現方法はないか?という執念にあると思うのです。
そうして考えられ、想い完成されたその曲の多くは、言葉ひとつをたどるたびに、音ひとつをたどる度に、まるで人の人生を生きているような、もしくはフォーカスされる事のなかった自分の心の角の思いを代弁してもらっているような感覚を与えてくれると思うのです。
ボイストレーニングを受講される方々は一日も早く「上手くなりたい」と思う想いがお有りだと思います。
しかし、その想いのあまり、一部の音楽的なスキルのみに焦点を当て過ぎてはいないか?という事も是非一度考えてみられてはいかがでしょうか。^^
歌において、言葉というものの重要性を考えてみられた時、「言葉を考え、想う」と言う流れが、如何に歌を歌う際の筋肉において自然な働きをしているかを実感して頂けるのではないでしょうか。
メンタリズム→筋肉→声という流れは切っても切れない関係にあると思うのです。
それは言いたくもない言葉を口にする際の声の出方、唇やその他の筋肉の動きを観察すればすぐにお分かり頂けるのではないでしょうか。
普段の表情筋のトレーニングが歌う際に活かされない。
言葉が鮮明に伝わり難い。
腹式呼吸が歌っている最中に違う部位に移行してしまう。
舌の動きが固い、または舌根が発声を邪魔してしまう。等々。
もしかすると、「音程をとる」など、歌の「一部」を「頑張る事に頑張ってしまう事」が声を出し難くしている事はないでしょうか?^^
僕達が感じる歌の魅力というのは、どういうものによって構成されているのでしょうね。^^
さあ、今日も寒いですね。
お仕事、歌の練習などなど、寒さに負けず頑張って行きましょう!^^